もともと狩猟犬として人間に従順なラブラドールレトリーバーは
多くの場面で人の役に立ち活躍をしています。
盲導犬
ラブラドールレトリーバーといえば有名なのが盲導犬としての役割です。
全盲、準盲の人たちの目のかわりとなり、自立を助けています。
ハーネスを着けているときは仕事中なので声をかけたりしないで見守ってあげて下さい。
警察犬
人見知りをしない果敢な性格をもった子に適しています。
犯人の足取りの追跡だけではなく、空港で麻薬探知犬としても大活躍です。
災害救助犬
ラブラドールレトリーバーの嗅覚は
人間の100万倍あるという説があるくらい発達しています。
地震や雪崩が起こった時、その能力を発揮し、多くの生存者を救っています。
介助犬・聴導犬
障害のある人のお手伝いをします。
車椅子を引いたり、耳の聴こえない人には、
玄関の呼鈴や赤ちゃんの泣き声を教えたり、家の内外で役割を発揮します。
家庭犬
人に対する警戒心や闘争心がなく,穏やかな性格をもつラブラドールレトリーバーは、
家庭の中でも大きな役割を果たしています。
飼い主に褒められたくて、生活のあらゆる場面で人間の気持ちに応えてくれます。
年とともに表現も豊かになり、飼い主の方が癒されてきます。
家族の一員としていつまでも楽しく暮らしていけることでしょう。
ラブラドールレトリーバーの原産国はイギリスです。
16世紀頃、ラブラドールレトリーバーの祖先と言われている犬たちは、
牧羊犬として優れた能力を持っている事を知っていた漁師たちに、
ウォータードッグとして漁船に乗せられカナダに渡り、
ラブラドール島やニューファンドランド島にて暮らしていました。
漁師たちの仕事を助け、海に流れた網や、こぼれた魚を潜って回収していました。
回収することをレトリーブというところから、
ラブラドールレトリーバーの名がついたといわれています。
その後、イギリスとニューファンドランドとの交易が盛んになり、
ウォータードッグたちはマームズベリー伯爵という人により、
輸入という形で、またイギリスの地を踏むこととなりました。
この伯爵の父親も、同じようにニューファンドランドより
セント・ジョンズ犬を輸入していて、
ラブラドールレトリーバーの祖先と関連があるのではないかと言われています。
この頃のラブラドールレトリーバーの祖先は、
現在のラブとは気質が違い気性が激しく頑固者だったようで、
イギリスにて改良され、従順な犬になったと言われています。
もともと狩猟好きな貴族たちは、水の中からや森の茂みからも、撃ち落とした鳥を
傷もつけずに回収してくるウォータードッグを気に入り、
何度も交配を重ねて、現在のラブラドールレトリーバーの原型になりました。
そして1903年。ケネル・クラブにて公認され、
アメリカにおいては1917年にアメリカ・ケネル・クラブに登録されました。
日本に輸入されたのは1960年前後でしたが、
当時はまだ人気がなく、あまり知られていませんでしたが、
1990年代になって身近な犬種となりました。
ラブラドールレトリーバーには、
イエローとブラックとチョコレートの3種類の毛色があります。
イエローは白っぽい色からきつね色まで、色あいの幅が広いです。
また、仔犬から成長していくに従って変化していく場合もあります。
どんな色の成犬になるかは、耳の色を目安にするといいでしょう。
ブラックは黒一色で、つややかな被毛がラブラドールレトリーバーの姿を、
気品がありより凛々しくみせます。
チョコレートは最近でもよく見かけられるようになり、人気もでてきました。
黒に近い色から明るいこげ茶色まで少し幅があります。
毛色は遺伝で決まります。
どんな色のラブラドールレトリーバーが欲しいかを考えてから交配させましょう。
ブラックは優性、イエローは劣性です。
しかしブラックの親同士が(黒・黄)の因子を持っていた場合は、
イエローが生まれる事もあります。
どうしてもイエローが欲しい場合はイエロー同士で交配させましょう。
チョコレートに関しては複雑で解明されていない部分もあります。
イエローからもブラックからも生まれる可能性があります。
しかし、多くのブリーダーは、目や毛の色が非常に薄くなるので、
イエローの親からチョコレートを産まさないようにしています。
日本ではイエローとブラックが半々位ですが、
最近では、チョコレートの人気も高まってきており、
遺伝的な事が、詳しく解明されるといいですね。